中耳炎で切開するって本当?
中耳炎の治療法として、耳痛が強いとき、熱が続くとき、耳閉感や難聴がとれないときには鼓膜切開すると医師から診断を受けます。
最近では、あまり切開しないような薬で様子を見ていく流れになっているようです。
切開すると、鼓膜に穴が開くので、元に戻らなければ聴力の低下が見込まれるといわれて判断に困る患者さんもいるようです。
しかし、基本的には鼓膜の穴はすぐに閉じて元に戻りますから、それほど心配はいりません。
中耳に滲出液や膿がたまって鼓膜がはれている場合は鼓膜を小さく切開すると、液が耳垂れとなって出てきます。
これを出してやることで発熱や耳痛をやわらげるとともに、滲出性中耳炎になることを予防することができます。
切開するとある程度の膿が出て、中の粘膜にいい影響を与えます。
しかし、1回ですむ場合もあれば、鼓膜が閉じたあとにまた滲出液が溜まるために切開を繰り返さないといけない場合もあります。
どちらにしても、切開をしてからも鼻やのどに対する治療は引き続き行っていきます。
切開すると、一時的でも聞こえが良くなりますし、中耳の粘膜や耳管の働きが正常に戻るのを助けます。
何回も繰り返していたり、耳が聞こえなくなっているのに、切開することが心配で踏み出せないようなら、大きい病院に相談したほうが良いと思います。
早期治療が大切ですから、自己判断するのだけはやめましょう。