中耳炎の治療について
中耳炎は耳の病気ですが、耳の治療だけでは治りません。
中耳炎を起こしやすくしている原因でもある鼻やのどの病気を治療していかなくてはよくなりません。
中耳炎の治療は、再発を防ぐためにも、耳の痛みが改善されたとしても、のどや鼻の炎症に対する治療も併せて行い、根気よく行うことが必要になってきます。
場合によって鼻の病気やアデノイド肥大などの検査を行って、それを治療して耳管の働きをスムーズにすることも必要になります。
基本的な治療はおもに細菌を殺したり、その増殖を抑えるために抗生物質が用いられます。
また、熱や痛みにはさらに解熱消炎鎮痛剤が用いられます。
抗生物質が主成分となっている点耳薬を用いる場合や、炎症を抑える目的でステロイド(副腎皮質ホルモン)剤が配合されている点耳薬を処方される場合もあります。
これらの薬は、症状に応じて単独であったり、併用して用いたりされます。
症状が重い場合や、改善が見られない場合には、鼓膜切開などの外科的治療が行われる場合があります。
治療が不十分だと急性中耳炎を繰り返したり、滲出性中耳炎になりやすくなりますから、きっちりと慎重に最後まで治療していくことが大切です。
いずれの場合も、専門である耳鼻咽喉科の医師とよく相談したうえ、状態に合った納得のいく治療法を選択してください。